介護業界のキャリアパス制度

介護業界のキャリアパス制度

キャリアパスと言った制度があるのをご存知ですか?キャリアパスとは自分が目標とする位置までの経験や道筋のことです。目標とするゴールに向かってどのようなキャリアが必要なのか、そのための道筋ではどこを通過しなければならないのかです。現在介護業界でも他の業界同様にこのキャリアパスの制度を導入している事業所が増えています。その背景にはどのようなことがあるのかを見て行きましょう。

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進化して来た介護業界

高齢化社会が進み、それと同時に介護業界も進化して来ました。今では同じ介護でも様々な職種や役割があり、それが明確になっています。最初から目指すところが決まっている方もいるでしょうし、漠然と興味だけで介護の業界に入って来る方もいるでしょう。どちらであっても最終的なゴールは働いていれば必ず見えて来ます。自分のやりたいことが定まってくと言うことです。今ではキャリアを積むための道が多様化されていて、進むべき道を進まなければ自分の目指すゴールにはたどり着くことが出来ないようになっています。同じ介護職でも人それぞれ働きたい内容や分野は違います。それが進化して来た介護業界の特徴でもあります。

主な方向性

介護福祉士の資格を取得して現場でリーダーとして働く方向性もあれば、相談役となってサポートする方向性もあります。他にはケアマネージャー、在宅ヘルパー、デイサービスやグループホームの施設で職員として働く、中には管理職に就きたい人もいるでしょう。目指すところが違えばアプローチの仕方も変わります。このように多様化したキャリアアップの方向性を企業が明確に提示するために、キャリアパス制度の導入が必要になった理由です。

給与体系も明確になる

これまで不明確であった給与体系もキャリアパス制度の導入により明確にすることが出来ています。ヘルパー、介護福祉士、ケアマネージャーといったそれぞれの給与の大まかな数字がわかりますから、一目で分かる表などを作成することで、働いている職員の給料に対するキャリアアップも明確になります。ここまで頑張ればこれだけの給料がもらえることが分かれば、励みにもやりがいにも繋がりますし、自分のキャリアプランを明確にすることが出来ます。

人事異動にも大きく役立つ

キャリアパス制度があれば人事異動などの際に職員さんの意向を汲んだ移動にも活用出来ます。誰がどの部署にとどまりたいのか、誰がどの部署に異動したのかを会社が理解することでスムーズな人事異動が出来ますし、介護業界は、そのハードな仕事からも離職率が高いので、出来るだけ職員が希望する部署に配属をして人材を育成しながら人材の確保に努めたいのが会社側の願いでしょう。

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